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FAKE NEWS

もうずいぶん昔の話になるが、ある日久しぶりに知人とタクシーに乗ったところ、助手席の背中部分のモニターに何かのCMが流れていた。「ほう~。今じゃタクシーにまでテレビCMが流れるんじゃのう。」と感心していたら、同乗者が「あなたをモニターして、その外貌にふさわしいCMを流しているんですよ。」と教えてくれて、二度びっくりした。「えっ?じゃあ、この後、女子大生が乗ってくれば、女子大生向けのCMが流れるの?」「ええ、そうですよ。」「ひゃ~。」と時代の進歩に驚いたことがあったなぁ。

そして、そのころだったと思うけれど、Amazonで本を買ったら、「この本を買った方は、こんな本も買っています。」なんて余計なお世話が始まっていた。そして、たまたま欲しい本だったのでそれも購入した。便利になったなぁという感慨より、心の中を覗かれているようで、少し怖い感じがした。2冊目の本の購入は、決して強制ではなく自発的な行為であったこと。むしろラッキー!とすら思っていたことである。

今のSNSではこんなレベルではなく、組織的且つ大規模にAIを援用したもっと複雑なアルゴリズムが使われ、いつの間にか自分が見たいもの好ましいと思う情報だけに取り囲まれることになる。(私はそれまで知らなかった新しい情報に驚き、怒り、嘆き、恐れる。)

さらに恐ろしいのは、その情報が恣意的に作り出された「もっともらしい」「ありそうな」情報を事実として発信することである。いわゆる「フェークニュース」である。今総選挙に真っただ中にあって、フェークニュースは膨大な量が飛び交って、人々を興奮させている。「外国人が奈良の鹿の腹をけっとばした。」「中国の戦闘機が自衛隊機を突然、警告もなくロックオンしてきた。」「スゥエーデンの刑務所の囚人の98%は移民だ」このような「フェークニュース」は、もう嫌になるほど溢れている。どうにもならないから、私たちは冷静に対応するより他はない。特に共生社会をゆがめる外国人排斥の風潮とそれを煽る人たちには気を付けなければならない。

そして、さらにさらに恐ろしいのは意図的に隠されている事実である。私たちの知らない所で何かが進み、ほとんどの人がそれを知らない。

謹賀新年

2026年の年が明けました。本年もよろしくお願い申し上げます。

早くも来年(2027年度)の介護報酬改定の審議が進んでいます。各論点の背景にある「社会保障費の適正化」が各分野の具体的施策にどのように反映されてくるか、各事業所の中期計画の立案にも大きく影響しそうです。私達にとっても早めの情報収集が必要となっております。

さて、昨年は「AI元年」といわれ、生成AIが驚異的な技術的進歩を遂げ、その利用範囲も燎原の火のごとく拡散しています。今年はこのAI革命が更にどのような様相を見せるのでしょうか? 期待7割、不安3割?

また昨年はトランプの矢継ぎ早の強引な政策に象徴されるように、誰が見てもおかしいことが公然とまかり通る世界になったかの感があります。今年はこの「力による正義」の論理から脱却できるのでしょうか?それとも裸の王様の時代が続き、我が日本も急速に富国強兵・武力増強の時代に遡るのでしょうか? 期待3割、不安7割?

私たちは今、時代の大きな変革期に生きているようです。島崎藤村の「夜明け前」の青山半蔵のように。(そういえば藤村志保さんも昨年亡くなったなぁ・・・。)

今年が皆様にとって良い年でありますように。

 

 

2025年師走 雑感

本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も残すところ、あとわずかとなりました。

今年度は、あす・ねっとにとっても大きな変革期にあたり、さまざまな計画を立てて取り組んできました。しかし、未だ達成できていない課題も多く、実りある第三者評価の実現に向けて、私たち自身の活動の未熟さを痛感しています。残りの第4四半期で、何とか計画を達成したいと考えています。
2026年が、評価先事業所の皆さま、評価員の皆さま、そして関係する皆さまにとって、実り多い一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

さて、人材不足に加え、食料品をはじめとする物価高騰により、介護事業所はどこも厳しい経営を強いられています。厚生労働省は2026年の臨時介護報酬改定で2.8%の引き上げを決定しましたが、50万人を超えるとも言われる介護人材不足を根本的に解消する妙案は、いまだ示されていません。
2027年度の報酬改定に向けた検討は着々と進められているようですが、本当に実効性のある内容となっているのでしょうか。改定のたびに、かえって現場の状況が悪化しているのではないかという印象は、拭いきれません。

 世界全体がきな臭さを増す中、日本政府もいつの間にかパトリオットミサイルをアメリカに輸出するなど、かつては想像もしなかった方向へと進み始めています。さらには、日本にも核兵器が必要だと公然と主張する声まで聞かれるようになりました。
核兵器は、生物兵器や化学兵器と同様、決して使用してはならない非人間的な兵器です(あえて「非人道的」とは言いません)。
こうした動きに対し、「日本は核不拡散および核軍備管理における国際的リーダーである」と自制を促す発言をしたのが、平和団体や被爆者ではなく、アメリカ国務省であったという事実は、まさにグロテスクな悪夢のように感じられます。19世紀、列強に追いつき追い越そうと「富国強兵」を掲げた明治維新期の日本と、どこか重なる構図を思わずにはいられません。
「歴史を学べば学ぶほど、人類は歴史に学ばないことを学ぶ」――誰かの警句がありますが、20年後、団塊の世代が100歳を迎える頃、私たちは現在の日本を振り返って、どのように感じるでしょうか。

明るいニュースがないので困っていたら、ようやく出てきたので今回はこれを掲載します。「世界初。車いすのドイツ人女性(ミカエラ・ベントハウスさん)、宇宙旅行成功。夢叶う!。」約10分間の体験でしたが、彼女が伝えたかったメッセージは明確でした。「包括的な社会を目指すなら、私たちが望む一部分だけではなく、全てで包括的であるべき。」「身体的な制約が野心的な目標達成の障害となるべきではない。」ということでした。では良いお年を!

 

日野市障害者週間

差別解消に向けた様々な取り組みなどを紹介するパネル展や、市内障害福祉事務所の利用者である障害のある方が創作した作品の作品展を開催いたします。

日野市役所1階会場    令和7年12月3日(水)から12月9日まで(12月7日は休み)

イオンモール多摩平の森3階会場 プティマイン前   令和7年11月28日から12月9日

障害者週間イベント ”いっしょに” 12月7日 イオンモール多摩平の森3F

 

 

TOKYO 2025 DEAFLYNPICS

東京2025 デフリンピックが開かれています。世界各国から3000人の選手団が参加し各地で競技や催し物が開かれています。無料で観戦できます。

講義の日程や関連情報について   詳しくは 下記URLで。

https://deaflympics2025-games.jp/#gsc.tab=0

 

 

オリンピックは平和を守り 

パラリンピックは勇気を生み 

デフリンピックは夢を育む 

この人、誰?

 左の「女性」は今年1月市民への手続き支援や書類発行のアシスタントに採用され、目覚ましい業績を上げ、今年9月にはなんとこの国の首相から「大臣」として任命されました。担当部署は公共入札の監督・評価など政府と民間業者の入札手続きや契約決定などの公共調達に関するものです。公共事業につきものの賄賂や汚職の削減、透明性の確保、人為的なバイアスや圧力・利益相反などを減らすことを目的としているそうです。彼女に任せれば「えこひいき」も「人間のしがらみ」もない!!

 「彼女」の名前はディエラと言います。ディエラ(Diella)は世界初のAI(人工知能)による仮想閣僚です。そして、その国はアルバニア。ディエラはいかなる圧力も感じない。なぜなら実体がなくただサイバー空間に存在する「もの」だから。左の写真は彼女のアバターです。もう少しAIらしいテクノポップな姿かと思ったら、民族衣装をまとったなんとも普通のおばさんアバターでした。

 もちろん、この試みに否定的な人も多くいるようですし、これからも多くの難問が待ち構えていると思う。しかし、この試みの多くの失敗と成功が共有財産となり人類の叡智に結びつくかもしれない。スポーツのビデオ判定以上の「価値」を生み出し、多くの人に信頼され、光り輝く未来社会の行政の在り方の道標になれば…と思う。 そういえば、ディエラ(Diella)とは「太陽」を意味する名前だそうです。 

 「AIが大臣に」ああ、もうこんな時代になってきたのかと、ぼんやりと未来社会の夢を追いかけていたら、テレビでは相変わらず力による正義を振りかざす指導者たちが世界を振り回している。まるで弱肉強食の帝国主義時代に戻ってきたようだ。 私は、戦争の実相を見れば誰もが反戦の思いを持つと思っていた。けれど、ウクライナ戦争の初期では、現に爆撃を受けている普通の家族がシェルターの中からスマホで情報発信し、それをリアルタイムで世界中の人が見ているという人類初の状況にあったにもかかわらず、そして、ガザでは毎日のように行われる爆撃と病院に運ばれる子ども達の映像を見ているというのに・・・。まだ世界は動かない。(…私も動かない。)「”これではいけない!”マグマ」がきっと近いうちに爆発すると思いたい。

雇用か訓練か  杉並区是正勧告

7月末、杉並区と組障害者団体連合会が労働基準監督署から是正勧告を受けました。区が委託し連合会が受託した清掃業務に関し、双方は「訓練就労」と位置付けていたが、監督署は「実際は労働である。」と判断した。時給500円~600円という最低賃金の約半分ほどで、およそ10年間働いていたといいます。
「労働」か「訓練」かの定義づけとは別に、今回の件で思ったことは、雇用する側に「我々は、彼らの面倒を見てあげている。」「通常の工賃からみれば割の良い仕事を与えてあげている。」という意識がなかったのかということ、そして、家族も本人もこの処遇に疑義を感じなかったのか、それとも言い出せる雰囲気ではなかったのか、また、「比較的いい仕事をもらえるだけでもありがたい。」と感謝していたのだろうか?等々、様々なことが想起されます。
障害者自立支援法から障害者総合支援法に移って13年。社会の意識は徐々に変化して来てはいるが、一方で制度改正の度に事業所経営は厳しくなって来ているという声はよく聴きます。共生社会の実現へ、まだまだ遠い道のりが続きます。

 

戦後80年 2025年夏 雑感

今年も、8月6日、9日、そして15日がやってきます。8月という月は、否応なく戦争の記憶や平和への思いに心を向けさせられる時期です。甲子園では、かつて正午に試合を中断して黙とうを捧げていましたが、今年はどうなのでしょうか。酷暑の影響で、日中の試合そのものがなくなるとも聞きます。

「戦争を知らない子どもたち」のさらに次の次の世代が、いまや高校球児となる時代。実際に戦争を体験した方々の数も減り、その記憶や伝えられ方も、少しずつ変わってきているのを感じます。そんな中、ウクライナやガザのように、日々子どもたちや市民が犠牲になっている現実を目にすると、平和と民主主義の大切さを教え込まれてきた私たち世代としては、今の世の中の風向きに、どこか落ち着かない思いを抱いてしまいます。

戦争の本質は、昔も今もそう変わっていないのかもしれません。エラスムスが『痴愚神礼賛』で「無知・暴力・狂信」を人間の愚かさとして描いたように、現代でも、知性や対話よりも感情や偏見が先行する政治の流れが見え隠れしています。もし、戦争を支える人々の中から「無知・暴力・狂信」を少しでも減らすことができたなら、どれほど世界は違って見えるでしょうか。

カミュの『正義の人々』には、ロシア大公暗殺をためらう若き革命家の姿が描かれています。馬車の中に子どもたちを見つけた彼は、手にした爆弾を投げることができませんでした。「子どもたちが見えた。投げられなかった。」という有名な一言が、その場面のすべてを物語っています。                         いまの若いイスラエル兵も、同じような葛藤を胸に抱いているはずだと、願わずにはいられません。(今更、子供たちの命が戻るわけでもないけれど・・。)

昔、「コント55号」というコンビがいて、こんなギャグがありました。       「どーしてこうなるのっ!」と。

「無知・暴力・狂信」が、まだまだ私達を振り回しているのでしょう。                 このままいけば、日本も恐ろしい怪物を呼び込むことになってしまう?

ああ、暑い暑い! いや寒い寒い!か?

令和7年あす・ねっとは大きく変わりました!

REBORN!

あす・ねっとは生まれ変わります!

令和7年7月、あす・ねっとは評価員体制を拡充し、第三者評価を受審される事業所の皆様のご要望に対応いたします。昨年までは14名であった「主たる評価者」体制が一挙に27名になり、より広範に、且つより丁寧な評価を進めてまいります。(福ナビ参照リンク)

併せて利用者(保護者)、事業所経営者、事業所職員及び関係諸機関方の納得と共感を頂ける評価を目指しつつ、一方で皆様からの厳しいご指摘をお待ちしております。

今後ともよろしくご指導ご鞭撻の程お願いいたします。

2025年6月29日評価員研修会風景